エステラとクリス 著者:3_498様

◆ビュッデヒュッケ城 1F エステラ部屋

日ごろから自分が騙されやすい性格であることを事を苦にしていたクリスは、
エステラと無理やり会話をすることによってそれを克服しようと努力していた。

クリス 「…エステラ殿」
エステラ「なぁに?クリス」
クリス 「今貴方の飲んでる…その不気味な色の液体は一体…?」
エステラ「ああ、これ?ちょっと実験的に薬品を作ってみたんだけどね。
     効果がいまいちわからないからさ、とりあえず自分で飲んでみようかなって」
クリス 「なっ!そ、そんな危険な…猛毒とかだったら一体どうする…
     いや待て、本当はただの緑茶+コーラ、とかではないのか?」
エステラ「珍しく本当のこと言ったのに。人を疑ってかかるのは良くないわよ?」
クリス 「…い、いや信じないぞ」

エステラ「そういえば知ってる?この城に居る男の包茎率、100%らしいわよ」
クリス 「!な、何をいきなり!……そ、そうなのか?」
エステラ「うそ。実はヒューゴだけはムけてるのよ」
クリス 「ヒュ、ヒューゴがか!…ま、待て!それも嘘だろう!
     い、いや別にヒューゴがその…包茎だと言ってるわけではなくてだな…
     だいいち、そんな事がわかるわけないだろう!」
エステラ「あら知らないの?この城に昔から伝わる規則で、毎週金曜の夜中に男は全員
     ちんぽ出して中庭を小1時間ぐるぐる回って踊り続けることになってるのよ。
     それを見物してれば全員の持ち物なんて簡単にわかるわよ」
クリス 「な!そ、そんな奇習がこの城にあったのか!し、知らなかった」
エステラ「言っておくけど女も月に1回出番があるわよ。
     不参加者はおしおきレイプの後、このコミュニティからすっぱだかで強制追放。
     ちょうど今夜開催だからムダ毛の処理ぐらいしておかないと恥ずかしいわよ」
クリス 「ななな!そ、そんな!か、下半身を…ひ、人目にさらすのか??」
エステラ「当たり前じゃないの。1時間たっぷりとよ。男もたくさん見物に来るわよぉ。
     んでその後はお約束の大乱交祭りってわけ。」
クリス 「そ、そんな…。ホ、ホントなのか…」

エステラ「うそ」
クリス 「!!!だ、騙したな!し、死ぬほど焦っただろう!タチが悪いぞ!」
エステラ「普通信じないわよそんなの…。
     でも貴方、ほっといたら悩んだ挙句、ホントにぱんつ脱いで中庭に
     出てきそうな勢いだったわね。…惜しいことしたかしら」
クリス 「ふ、ふざけるな!すっ、するわけないだろうそんな事!
     (しかし、こんな馬鹿馬鹿しい稚拙な嘘を安易に信じてしまうようでは
     確かに注意が足りないな…くっ、気をつけているつもりなのに…)」

クリス 「ええと…エステラ殿」
エステラ「今度は何よ?」
クリス 「前から思ってたのだが…その髪の毛は…染めているのか?」
エステラ「ああ、これ?実はチシャに伝わる恐ろしい風習で毎年若いむ」
クリス 「いや、まじめに聞いてるのだが」
エステラ「…あんた、騙されてくれないと急激につまんないわよ。
     やれやれ、そんなことが知りたいの?
     仕方ないわねぇ。ちょっと私のつむじを見てごらん?」
クリス 「??つむじ?何か関係があるのか?ええっと、では…失礼して」

ガツッ!
エステラが見事なヘッドバッドをクリスの額に命中させ、ものすごい音が部屋に響く。

エステラ「ななな、何を!い、痛いじゃないかっ…あれ?なんだ?声が」
クリス 「あいかわらず騙されやすいようで安心したわ…
     ってあら?どうして私の額が痛いのよ?ん?この体は…クリスの?」

エステラ「わ、私が…目の前に居る…ななな…なんなんだコレは一体…
     ま、まさか今の衝撃で肉体と精神が入れ替わってしまったのか?」
クリス 「あらすごいセクシーな格好をした美人が目の前に…」
エステラ「そ、そんな冗談を言ってる場合じゃないだろう!」
クリス 「あら、冗談とは失礼なこと言ってくれるじゃないの」
エステラ「そ、そうじゃない!じょ、状況を考えろと言っている!
     考えても見ろ、こ、このままでは大変なことになるだろう!」
クリス 「そうねぇ…確かになんだか混乱しちゃうわよねぇ。
     あら名案が浮かんだわ。以後、私は『偽クリス』と名乗るわ。
     あなたは当然『偽エステラ』ということで」
偽エステ「そ、そういう問題じゃないだろう!第一、どうやって元に戻る気だ!」
偽クリス「まぁそんな焦らなくてもいいじゃない。せっかくだから楽しみましょうよ。
     ん〜、せっかくゼクセン騎士団長『銀の乙女』の体を手に入れたことだし、
     あんたの取り巻きの馬鹿騎士たちでも騙して遊んでこようかしら。
     この姿で真顔で嘘をつかれたら誰でも信じちゃうわよね絶対…
     誘惑とかしたりして…あら、なんだか楽しみになってきたわ」
偽エステ「ばばば、馬鹿な真似はよせ!だ、断じて私の体でアホな事などさせないぞ!」
偽クリス「何よ、アホな事って。私がやってるのは高尚な知的遊戯よ」
偽エステ「と、とにかく!早いところ元通り…に…
     …な、なんだ?か、体が…痺れ…」
偽クリス「あら?さっき飲んだのは痺れ薬の効果があったようね。
     まぁちょうど良かったわ。しばらくそこで休んでなさいな。
     あ、私の体なんだから、乱暴に扱っちゃだめよ。お腹冷やさないでね」
偽エステ「だ、だったらヘソだしの服なんか着てるんじゃない…
     じゃなくて、ま、待て…」

◆ビュッデヒュッケ城 1F 玄関ホール

ボルス 「あ!クリス様!ききき奇遇ですね!お、お暇でしたらその、
     一緒にデ…いや、見まわりでも」
偽クリス「あらむっつりスケベ騎士。今日も下心でいっぱいみたいね」
ボルス 「え?ク、クリス様、いいいい、今なんと?」
偽クリス「ちんぽ」
ボルス 「ぬア!?し、し、し失礼ですが…よよよよく聞こえませんでし…?」
偽クリス「(ん〜、こんな事ばっかり言ってたら即怪しまれて面白くないわね…
     ええとクリスの口調はどんなだったかしら…)
     あー、ゴホン、そんなことよりボルス…ひとつ頼まれてくれないか?」
ボルス 「え?はっ、はい!なんでしょう!なんなりと!」
偽クリス「最近ストレスなのか、単に欲求不満なのか、胸が張ってしまって痛いのだ。
     その…良ければ少し揉んでほぐしてはもらえないだろうか?」
ボルス 「なな?!え、そ、その…ク、クリス様のむ、胸を?!よ、よろしいので?」
偽クリス「…嫌なら別にいいぞ。ジョアン殿にでもマッサージを頼むことにしよう」
ボルス 「い!いいえ!わ、私に是非、お任せください!」
偽クリス「そうか、頼めるか。では、早速ですまないが私の後ろに回って…
     そう、そうして両手で胸をわしづかみに…」
ボルス 「…!!!(や、やわらかい…うおおぉ)こ、こうでよろしいですか?」
偽クリス「んんっ…はぁ…。そう、その調子で優しく…」
ボルス 「こここ…こうですか?ハァハァ」

レオ  「…ん?おや、あそこに居るのはクリス様…とボル…ス?
     ってななな、何をやっとるのだボルス!」
パーシ 「ボルス!き、貴様白昼堂々、こんなトコロでクリス様にな、何を!」

騎士2人の姿を確認するや、とたんにもがき叫びはじめる偽クリス。

偽クリス「ボ、ボルス!いい加減に止めてくれ!嫌ぁ!許して!堪忍してぇ!
     ああ、レオ!パーシバル!お願い、助けて!ボルスに犯されるぅッ!」
ボルス 「なァッ!!?い、いきなり何を言うんですクリス様!ちょちょちょっと!
     ち、違うんだ!聞いてくれレオ殿!パーシバル殿!
     こ、これはク、クリス様がしてくれって…」
レオ  「クリス様が『おっぱい揉んでぇあっはん』などと言うわけ無いだろうがぁっ!
     ええい今すぐ、即刻、瞬時にクリス様から離れろ!その汚い手を離せ!
     騎士の誇りを忘れ、色欲に走った愚か者め!俺が成敗してくれるわ!」
パーシ 「いま助けます、クリス様!この性欲馬鹿は俺がとっちめてやります!」
ボルス 「ままま、待て!だからち、違うんだコレは!ご、誤解だ!」
レオ  「言い訳が利く状況かこの馬鹿めが!ええい、うらやま…いや、許せん!」
パーシ 「よりによってクリス様に不埒を働くとは!見損なうにも程があるぞボルス!
     クリス様、ご無事で?俺が来たからにはもう平気です!大丈夫ですか?」
偽クリス「(あらあら、レオが本気で殴ってるわ。ボルスもハンサムが台無しね)
     ぐすん。『背中に糸くずがついてますよ』とか言われてうっかり隙を…
     怖かったんだ!助けてくれてありがとうパーシバル!」

泣きながらパーシバルに抱きつく偽クリス。ついでに胸を強く押し付けてみる。
さしものパーシバルもいつもではありえないセリフと行動を取るクリスに動揺を隠せない。

パーシ 「ク、クリス様。も、もう大丈夫です。俺が貴方をいつでも守ってみせます!」
レオ  「ちょっと待てパーシバル!悪漢をクリス様から引き剥がしたのは俺だぞ!」
偽クリス「(あらら、ボルス、白目むいちゃってるわ。ちょっと可愛そうだわねぇ。
     まぁ憧れの女の胸をさんざ揉みしだけたんだから本望かしらね…)
     ああ、そうだったなレオ…どうやって感謝を示したら良いのか…」
レオ  「な、何をおっしゃいます!感謝だなどとんでもない!当然の行為です!
     クリス様にまとわりつく不貞の輩は、この俺が殲滅させます!」
偽クリス「いや、二人には何か礼をせねばこの私の気が済まない。
     その…何か私に出来ることで望みはないか?
     私で出来ることなら…『何でも』…するぞ」
パーシ 「…な、なんでも…ですか?」
レオ  「え…いや、あの、その…」
偽クリス「うーん、そうだな…礼は、フェラチオあたりでどうだろうか?」
レオ  「えええっ?す、すみません、い、今なんと?」
偽クリス「そうか嫌か。ならば無理強いはすまい。では」

すたすたとその場を去っていく偽クリス。それをしばらく唖然として見送るふたり。

レオ  「い、今のは空耳じゃなかった…よな」
パーシ 「…はい。た、たしかにフェラチオ、と……。
     レレレレオ殿!あ、貴方があんなこと言うからクリス様がヘソを
     曲げてしまったじゃないか!な、なんて事をしてくれる!」
レオ  「な??うおおッ!俺は!俺ってやつは!千載一遇のチャンスを!ぐおおお」

◆ビュッデヒュッケ城 地下1F 通路

偽クリス「おや、アヤメ殿」
アヤメ 「…こんな所に降りてくるとはめずらしいな。倉庫に用事か?」
偽クリス「まあ、そんなところだ。
     …ときにアヤメ殿、貴方のまんこが激烈に臭いと言うのは本当か?」
アヤメ 「!な、ぶぶぶぶ無礼な!何をいきなり!」
偽クリス「いや先ほどワタリ殿がぼやいてたのを耳にしたのでな。
     “毎日毎日クンニさせられる身にもなってみろってんだ”、とか
     言ってたようだったので」
アヤメ 「あ、あの三白眼がぁ!泣いて頼むから舐めさせてやったというのに!」
偽クリス「あと“一生懸命やってるのは分かるけどあのフェラチオのドヘタクソ加減には
     さすがの俺のイチモツもふやけちまうぜ”とも言ってたかな」
アヤメ 「ぬぬぅッ!土下座して頼むからしゃぶってやったというのに!
     くノ一のスーパーテクニックで1分も持たなかったくせにあの男ぉ!!!
     言え!ワタリは今どこだ!この手で成敗してくれる!」
偽クリス「えーと北の洞窟」
アヤメ 「北の洞窟だな?わかった、感謝する!では失礼!」

アヤメは鬼のような形相で偽クリスの横を駆け抜けていった。
偽クリス「今のはちょっとマズイかしら…まぁいいわ。
     でもホントにヤってたのねあの二人。嘘から出たマコトってやつかしら」

◆ビュッデヒュッケ城 地下1F 倉庫

ムト  「えっ、クリスさん?ま、まさか預け物?うそぉ」
偽クリス「うそぉ」
ムト  「え?」
偽クリス「あ、いや…なんでもない。コレを預かっておいてもらいたいのだが」
ムト  「分かったワン!しっかりと預かって…ってコレなに?」
偽クリス「ぱんつ。脱ぎたてだ」
ムト  「え?え?」
偽クリス「防御力+1とショボイが、天下のゼクセン騎士団長、クリス・ライトフェローの
     脱ぎたてほかほかぱんつだ。下取り料金は5,000ポッチを超えるからな。
     しっかりと保管しておいてくれ」
ムト  「…わ、わかったワン……クンクン…ハァハァ」

匂いをかぐのに夢中になっているムトの横をすり抜け、倉庫の中に入る偽クリス。
そこでは子供3人組がいつものように聖ロア騎士団のポーズ練習をしていた。

エリオッ「ク、クリス様?!う、うわぁ本物だぁ」
偽クリス「やあエリオット(偽者なんだけどね)」
メルヴィ「クリス様!どどど、どうしてこんなところに?」
偽クリス「いや、ちょっと体が火照ってしまって…まんこが疼いてたまらないものでな。
     こっそり倉庫でオナニーでもしようかと思ったのだが、3人も居たか」
アラニス「ククク、クリス様?え?え?な、何を?」
エリオッ「クリス様がオ、オナニーなんて言葉を…」
偽クリス「…まぁ、子供に見られながらというのも少々興奮するかな。
     どれ、ちょっと失礼して、脱がせてもらうぞ」
メルヴィ「え?え?う、うわぁ…ちょちょっと、ま、まずいですよクリス様…」

するすると服を脱ぐ偽クリス。下着は既に脱いであるので、ズボンを脱いだ時点で
子供たちの目から素肌をさえぎるものは何も無くなった。
エステラも、クリスの体を至近にて見るのは初めてなため、興味深く、まじまじと今は
自分の支配下となっている体をつぶさに観察し、手でなまめかしく全身をなぞってみる。
子供たちは何が何だかわからないまま、息を飲みつつその行為を凝視している。

偽クリス「ん、…スタイル良いわねこの体…ほらそこの!ボーっと見てないで
     感想でも言ったらどうなの?…おっと、ちがうわね…
     できれば私の裸体を見た感想を聞かせて欲しいのだが?」
エリオッ「ふあああ…す、すっごく…キレイです…」
偽クリス「そうか、うれしいよ。子供はお世辞を言わないからな。
     では今から手淫に耽らせてもらおう。すまないが近くで見ていてくれないか?
     見られていると、私は一層興奮するのでな」
メルヴィ「…こ、これって夢?あ、あのクリス様が、は、裸で…こ、こんな事を」

壁にもたれかかり、大胆に足を広げた状態でオナニーを開始する偽クリス。
すぐに淫猥な音が秘所から漏れ聞こえ始めた。

偽クリス「ん、んっ…(な、なによこの体…えらく感じやすいわね…)
     ど、どうだ?わ、私のおまんこはどうなってる?良く見て教えてくれ…」
メルヴィ「すすす、すごくぬ、濡れてきてます…」
偽クリス「こんな…人前でいやらしい行為をする私を軽蔑するか?ん…ふぅんっ!」
エリオッ「ととと、とんでもない!す、すごい素敵です!ああ、クリス様のこんな
     すごいの見られるなんて…た、たまんないや…信じられない…」
アラニス「(すすす、すごい…あ、あんなところに指を…き、気持ちいいの?)」
メルヴィ「クリス様…そ、その…み、見られていて恥ずかしくは…」
偽クリス「ああっ、恥ずかしい!恥ずかしいとも !こ、こんないやらしい行為を…
     それも、子供の前でしているなんて!あああ、み、見られてるぅ…
     びしょぬれのおまんこも、火照った体も…喘いでる顔も…ああ…
     わ、私は変態なんだ!見られて興奮する露出狂の淫乱女なんだ!
     も、もっと近くで見てくれ!そ、そして私をもっと辱めてくれ!」

◆ビュッデヒュッケ城 1F エステラ部屋

偽エステ「(な、なんという事だ…呑気に寝くたばっている場合じゃないというのに、
     ろくに口もきけなくなってしまった…
     ああああ、い、一体今ごろエステラは私の姿で何をやってるんだ…
     た、頼むから妙な振る舞いはしないでくれ…って無理だな。無理。絶対無理。
     ああっ!どうすればいいんだ!)」

体がしびれ、ほとんど動けなくなったエステラの体のまま、クリスは苦悶していた。
助けを呼ぶ声をあげることも出来ず、また誰か来たとしても今の状況を正確に伝える
自信もないまま、クリスはなすべきことすら分からずにただ、今自分の体が何を
しているのかを想像し、恐れ震えていた。

偽エステ「ひあッ!」

弱弱しく体を支えていた腕が椅子から外れ、ずるりと床に落ちるクリス。
急に、胸を揉みしだかれた感覚が体を貫いたためである。

偽エステ「(な…なんだ?この感覚は…んっ、だ、誰かが私“クリス”の本体を…
     まさぐって…や、止めて…)」

その感覚は短時間で終了し、今度は何かに胸を強く押し付ける感覚が訪れる。

偽エステ「(な、何をやっているんだエステラ…
     あ、感覚が消えた…何だか分からないが、お、終わったのか…?
     …
     ん?何だか股間がスースーする…ままま、まさかエステラ…何を…)」

嫌な予感が脳裏を駆け抜ける。この感覚が「クリスの体」から伝わってくるのならば、
今、この城のどこかでクリス(エステラ)が下着を脱いでいることを示す。

偽エステ「(ふ、風呂だ…さもなくば手洗いか…そ、そうであってくれ!)」

その願いは、体をまんべんなく触れ回る感覚と、それに続いて秘所をまさぐる感覚が
急激に訪れたことにより、虚しくも間違いだとわかった。

偽エステ「(い、嫌ぁ!や、やめて…くれ…ふぅっ!んあっ!
     し、しかも…じ、自分の手でっ…な、なんて事をっ…)」

満足に動かない体のまま、襲いかかってくる快感に必死で抵抗を試みるも、その場にすら
いないため、何一つ抗えることなく、ただただその快感に身をゆだねることしか
クリスには出来なかった。
いったい、どこで、誰が見ている前で、エステラはこの行為に耽っているのか。
考えるだけで恐ろしさで気が遠くなる。
絶望と耐えがたい快楽を同時に感じていると突如、部屋の扉の開かれる音が頭上に響いた。

偽エステ「(だ、誰…)」
ロディ 「エステラ様!よ、ようやく今日の修行を終えて来ました!
     ってあれ?なんでそんなところで寝てるんですか?」
偽エステ「(ロディか…な、なんとかこの状況を彼に伝えられれば…あるいは…)
     ひああっ!んんっ!」
ロディ 「エ、エステラ様??」
偽エステ「(こ、こんなところを少年に…見ら…き、聞かれ…て…)
     ひぃっ、ああああっ」

秘所をまさぐる指の動きが急に激しくなり、絶頂に達してしまう。
思わず麻痺しているはずの口も動き、イった声をロディに聞かれてしまった。
一瞬その恥辱に打ちひしがれたが、この体も声もエステラのもの。
なんとかクリスは気丈に立ち直った。しかし事態の改善には全く至っていない。

ロディ 「えーと、もしかしてまた死ぬふりとか断末魔とかの練習ですか?
     さすがですね師匠!真に迫ってましたよ!」
偽エステ「(日ごろから何をやってるんだエステラ…)」
ロディ 「そ、それで…修行の結果を報告してもよろしいでしょうか?
     えっと…その体勢のまま聞くんですか?僕はいいですけど…」
偽エステ「(ああっ、エステラの日頃の行いのせいで、違和感に気づいて貰えない!)」
ロディ 「水の魔法を向上させるために、今日もまたご指導通り女湯に2時間
     潜りつづけました!5回目とは言え、やっぱりドキドキしますね。
     いや、単にのぼせてるだけじゃないですよ?やっぱりいつ女の人が
     入ってくるのか、リリィさんだったらいいな、マーサさんだったら最低だな、
     とか想像しちゃうとどうしても…
     竹筒越しに息をするのも疲れた頃に、きょ、今日はなんとジーンさんが
     入浴してきたんですよ!そ、それに何か…僕がもぐっていることに
     気がついてたみたいなんですよ…こっちを見て微笑んだような
     気がしましたし。ま、まぁお湯の中からなので気のせいかもしれませんが…
     そのあと、ぼ、僕の目の前まで移動してきて、足を大きく開くんですよ!
     ど、どう思います?僕、興奮しちゃって鼻血が出そうになるのを必死に
     我慢しました!か、からかわれてたんでしょうか??
     こんなに興奮したのはクリス様が湯船の中でオナニーを開始したのを
     目の前で目撃した時以来です!」
偽エステ「(うあああっ…み、み、見られてた…辺りをしっかりと確認してから、
     ほんのちょっと出来心で触っただけなのに…
     まさか湯船の中に男がずっと潜っているなんて…ああああっ酷すぎる!)」

◆ビュッデヒュッケ城 地下1F 倉庫

偽クリス「はぁはぁ…あ〜、スッキリした…感度が違う体でやると
     相当新鮮ね…。どうだ、お前たち、楽しんでもらえたかな?」
エリオッ「…あ、あああ、は、はい!」
メルヴィ「も、もちろん!な、なんか僕、こ、股間が痛くて…
     そっ、そのっ!ク、クリス様のお体にさ、触っても良いでしょうか?」
偽クリス「ふふ…子供に陵辱されるのも悪くないか…と、言いたいところだが
     それはさすがにサービスしすぎだな。
     私でなくとも、ほらそこに可愛い女の子がいるだろう?」
アラニス「え?えええ?わ、私ですか?」
偽クリス「ずいぶん興味深そうに私のオナニーを見ていたじゃないか。快感を経験して
     みたいんだろう?ハンサムなボーイフレンドにやってもらうといい」
アラニス「い、いえ!けけけ、結構です!!」
偽クリス「ほら、メルヴィル、エリオット。ああは言ってるが女の本心ってのは
     違うんだ。多少乱暴でも、すぐに豹変するさ。さぁ、甲斐性をみせてみろ」
エリオッ「え、え、でも…」
偽クリス「そんなことで躊躇するヤツラにはもう裸をみせてやらないぞ」
メルヴィ「…!え、え、えええ!」

そのとき突如、メルヴィルの脳裏に、父ビリーの声が響く。
ビリー 「メルヴィル!考えるんじゃない!感じるんだ!もとい、感じさせるんだ!」
メルヴィ「わ、わかったよ父さん!」

アラニス「え?うそ、ちょ、ちょっと待って二人とも!やああっ!」

恐怖に慄いて抵抗を試みるアラニスだったが、子供とはいえ男二人に襲いかかられては
ひとたまりもない。更にここは倉庫の中。悲鳴が外に漏れる心配はない。
最初はややおっかなびっくりだった男の子二人も、アラニスの声や、徐々にあらわに
されるアラニスの肌に興奮し、行動を加速させていった。

偽クリス「…まぁ、こんな美人のオナニー見た直後だし…
     ふ〜う、子供たちに正しい性教育を行うなんて、私も立派ね」

◆ビュッデヒュッケ城 地下2F

サナエ 「あ、クリス様」
偽クリス「ああ、サナエ。今日も稽古か」
サナエ 「はい!毎日の鍛錬が肝心です!」
偽クリス「鍛錬も良いが…恋のひとつもしたらどうだ?私がお前ぐらいの年のときには
     もう男とヤりまくりだったぞ」
サナエ 「え?え?そそそ…そうなんですか?」
偽クリス「騎士団に入団するときは唯一人の女ということで色々酷い目にあってな…
     緊張してろくに口を開くことも出来なかった初日、いきなり“上官の命令は
     絶対だ、わかってるな?”とか言われて…
     “そうだな、まずはお前の上官に対する忠誠心を試させてもらおうか”とかで
     最初に下された命令が“衣類を全部脱げ”だったな。上司の命令には異を
     唱えず、盲目的に従うことがゼクセン騎士の義務なのは確かに規則どおり
     なんだが…大勢の男がいやらしい目で私をニヤニヤと見てる中で裸に
     させられた、あのときの記憶は忘れられんよ…
     その後、色々おぞましいポーズを取らされて…まぁ後は、言わなくても
     想像はつくだろう?2日目からもずっとその繰り返しだ。
     練習後に毎日、“さあてクリス君、今日も居残り特訓だ。
     わかってるなゲヘヘ”とかなんとか言われてな…。
     だんだんとエスカレートしていったな。裸で拘束されたまま、
     道場に放置されたときに、初めて泣いたような気がする…
     私を輪姦すローテーション表が早々と壁に貼られていたなぁ…」

サナエ 「そ、そんな酷いこと…」
偽クリス「まぁ、昔の話だ。そのときは正式に騎士団に入れてもらうことで必死だった
     からな。結局、当時いた騎士全員に犯され尽したのかな?最終的には全員の
     イチモツをしゃぶり切らないと帰宅を許されなかったしな。
     ははは、今から考えると良く耐えられたものだ。
     顎がつかれてたまらなかったが」
サナエ 「酷い…騎士さん達は精錬潔白な人ばかりだと思っていたのに…」
偽クリス「精錬潔白な男なんかいないさ。訓練中もいきなり後ろから複数人に押さえ
     こまれて日中から陵辱が開始されるなんて日常茶飯事だった。
     勿論抵抗したら騎士団から除名にされてしまうからおとなしくしていたさ。
     まぁ、今でも似たような状況だが」
サナエ 「えええっ!ク、クリス様にそ、その…する輩が??」
偽クリス「私のそばにいつも居る騎士達だよ。ま、今では一応、敬意を払ってもらって、
     なのかどうかは知らないが一日ふたりで勘弁してもらっているが。
     …何事も慣れだ。今は私もせいぜい楽しもうと思ってる。
     ただ…ルイスがな…
     あいつは大金持ち…そう、騎士団のパトロンのせがれでな。
     従者という立場では居るが、部屋に戻るや主従関係は逆転してしまう。
     “さあてクリス様?今日も調教の時間ですよ?”だぞ?何をさせられるのか、
     正直いって毎日が怖い」
サナエ 「……」
偽クリス「ところでサナエ、ゼクセン騎士団に入る気はないか?」
サナエ 「い、いえっ!け、結構です!」
偽クリス「そうか、残念だ。ボルスは結構お前のこと気に入ってたみたいだったがな。
     なんでも黒髪の女性のまんこはキツイのが多いらしくてな」
サナエ 「(ボルスさん…かっこよくてステキだな、って思ってたのに…)」
偽クリス「おっと、サロメに伽する時間だ。遅れるとおしおきされてしまうな。
     では、失礼するよ」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

偽クリス「おや、ワタリ殿」
ワタリ 「……」
偽クリス「ときにアナタのイチモツは皮かむっているというのは本当か?」
ワタリ 「…!」
偽クリス「いやなに、女風呂で話しているときにアヤメ殿が愚痴っていたのでな」
ワタリ 「…」
偽クリス「早漏にも程がある、せめて最後まで挿れ切ってから出せってんだ、とかも
     言ってたかな」
ワタリ 「…アヤメはどこだ」
偽クリス「ルビーク」
ワタリ 「………かむってることは黙っててくれって言ったのに!」

風のようにその場から走り去るワタリ。

◆ビュッデヒュッケ城 裏庭

偽クリス「…さて、と。今度は何をして遊ぼうかねえ」
フランツ「クリス殿か。珍しいな」
偽クリス「(まぁ、やっぱこういった純朴そうなキャラを相手に遊ぶのが一番かしら)」
フランツ「ん?」
偽クリス「ちょうど良かった。ひとつフランツ殿に忠告しておきたいのだが」
フランツ「…忠告?銀の乙女殿からか?」
偽クリス「もうちょっとイク殿に女としての満足を与えてやってはどうなんだ?」
フランツ「な!な!…何を!」
偽クリス「いい加減うちの騎士団の男どもを彼女に貸してやるのもおっくうでな」
フランツ「なななななななな!!!!!」
偽クリス「まぁ、ルビークの女性は締まりがいいらしいからボルス達は喜んでるがな…
     最近は縄とか浣腸とか、相当マニアックな事をしないと満足しなくなって
     来てると聞くぞ?恋人が好きに輪姦されて居ると言うのはあまり男としては
     好ましくないのではないか?」

フランツ「…………な、なな…」
偽クリス「ん?お前が忙しくてイク殿の相手が出来ないからかまってやって欲しいと
     うちの騎士団に頼んだのではないのか?
     …さては、彼女を陵辱したいがための騎士どもの詭弁だったか…
     色々えげつない写真も見せてもらったのだが、そういえばイク殿の笑顔は
     無理やり表情を作らされたようにも感じられるな…」
フランツ「そそ、それは本当か!クリス殿!!」
偽クリス「本当も嘘も、さっきも風呂場貸し切りで270分コースとかやるとか何とか
     いってたぞ?今ごろはもう、数度の絶頂で何がなんだかわからなくなって
     いるんじゃないのか?」
フランツ「ああああ、な、なんて事を…今助けにいくぞイク!飛べ!ルビ!」

◆ビュッデヒュッケ城 表庭

ルシア 「やあ銀の乙女」
偽クリス「おや、ごきげんよう、昔乙女」
ルシア 「ぐ!…クリス…なにか言ったかい?」
偽クリス「いや…なにも」
ルシア 「ふふ…確かに私の気のせいだね。あんたがそんな事を言うはずはないね。
     それはそうと、クリス…ふふ、余計なお節介かもしれないけどさ、
     今は平穏なんだし、そろそろ男でも作った方が良いんじゃないのかい?」
偽クリス「…確かに言われるとおりだな。いい加減あなたの息子で満足している
     ワケにも行かないだろうしな」
ルシア 「!!…な、何の事だ…銀の乙女?」
偽クリス「カラヤの男のモノは、固さはよいが、どうも持続性にかけると思ってな。
     そうは思わないかルシア殿?」
ルシア 「お、お前!ヒュ、ヒューゴ…に…」
偽クリス「ああ、なにやら女性に興味を持つ年頃だろうからな。ちょっとからかって
     やったらすぐに食いついて来たぞ?
     まぁ私のナイスバディに逆らえる男はなかなかいないだろうが…」
ルシア 「ヒューゴに…何をした…」

偽クリス「筆降ろしだよ。決まってるだろう?今は体をむさぼらせる代償で、すっかり
     私の忠実な奴隷になってる。毎晩、わたしの性欲処理に舐めさせてるが」
ルシア 「みみみ、未来のカラヤ族長に…私の可愛い一人息子になんてことを!!
     そ、それに…筆降ろしは私が自らしてやろうと思ってたのに…!」
偽クリス「それは不健全だと思うが」
ルシア 「こ、殺す!」

ルシアが偽クリスに襲いかかろうとした刹那、手裏剣が偽クリスの顔をかすめ飛ぶ。

偽クリス「!!な?」
アヤメ 「私がいつ、ワタリが包茎だと言った!」
ワタリ 「…声が大きい、アヤメ…
     それはさておき、俺が何時アヤメのまんこが臭いなどと言った!
     まぁホントに臭いが!」
偽クリス「…あ、あら…出会うのが早いわね…二人とも」
アヤメ 「銀の乙女とは言え、許さんぞ!
     お前の取り巻き騎士団全員を相手にしたとても、お前に思い知らせる!」
ワタリ 「お、おいアヤメ…その騎士団が来ちまったぞ」

庭に出てくるは、ぼろぼろの姿のボルス。

ボルス 「クリス様!さっきのアレは一体なんなんです!せ、説明してもらえないと
     俺はあいつらに殺されてしまいます!!」
偽クリス「…ボ、ボルス…」
ボルス 「…クリス様と言えども、あの仕打ちは…
     たしかにさっき、ロビーで胸を揉んだのは確かですが…」

???「む・胸を…白昼から…ロビーで…や、やっぱり…ボルスさん…」
ボルス 「ん?」

登場するは、薙刀をもった少女。

サナエ 「クリス様!助太刀します!今、クリス様の不遇な日々を私が立ち切ります!」
ルシア 「ボルス…にサナエ…なんなんだ?」
ボルス 「な、なんでサナエ殿が?」
サナエ 「私が間違ってました!ボルスさんをステキだと少しでも思ってた自分を
     恥じます!今、冷静に見てみたら、眉目秀麗でもなんでもない!
     極悪で醜悪な顔にしか見えません!全ては私の錯覚でした!」
ボルス 「い、いやこの顔はレオ達に…」
偽クリス「ああ、なにがなんだか…」

そこに掛けつける、他騎士二名。

レオ  「クリス様〜!や、やっぱりご褒美…ていうかお礼を是非とも!」
パーシバ「ま、またんかレオ殿!先走ってはまた元の木阿弥に!」
レオ  「ええい!い、言いましたよね?クリス様!お、俺のいきり立ったイチモツを
     是非ともそのかわいいお口で…!!!」
サナエ 「…げ、下劣な…」

さらに後方に現れるは大勢のリザード達。

デュパ 「…半信半疑だったが、今の会話を聞いてよぉく分かった。
     銀の乙女が淫乱だというのは本当だったようだな。
     よ、よくも俺のアラニスちゃんを間接的に強姦してくれたな!!」

ボコボコに殴られた子供二人と、泣きじゃくるアラニスを従え、トカゲ軍団は「怒り」
ステータスで輪陣を敷き、偽クリスを囲む。

偽クリス「…こ、これは…サナエだけじゃ持たないわ…
     なんとか私のエクセレントな嘘でこの場を…」

???「み、見つけたぞ…」
偽クリス「な?こ、こんどは誰よ…って!」

そこには、見なれた姿…自分――そうエステラの姿をしたクリス――が立っていた。

偽クリス「あ、あらら…もう復活したの…?は、早いわね…」
偽エステ「…どうやら精液が解毒材らしくてな…
     “修行のご褒美をください!”とか抜かされてロディのその…モノを
     く、…その…咥えさせられたぞ!
     それだけじゃない!い、今まで、わ、私の体で一体な、何をしてくれた!」
偽クリス「…ああああ、で、でも何でここに私がいる…って…」
偽エステ「ムト殿に聞いた!」
ムト  「言ったはずだワン!
     クリス様の匂いは既に覚えたと!」
偽クリス「…き、聞いてないわよそんな事!」

逃げ場を完全に失った偽クリスに、遥か上空から襲いかかる者があった。

フランツ「よ!よくも騙してくれたなぁ〜〜!!!
     他人に傷物にされたのなら、と無理やり犯してみたら、イクは処女だったぞ!
     ど、どうしてくれる!!俺達の関係はもうおしまいだぁ!!!
     と、突撃だルビぃぃ!!!」
偽クリス「犯すにはなんか時間が短すぎない…ってそんな事を言ってる場合じゃ…」
ルシア 「よくわからんが私の可愛い息子の純情を奪った恨み!ここで晴らす!」
デュパ 「た、他人に遅れを取るわけにはいかん!ものども!かかれ!
     銀の乙女を屠るのだ!」
騎士団 「え…えっと??」
偽エステ「ま、待て!
     そ、それは私の体なんだ!そ、その…乱暴は…」
偽クリス「きゃああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

◆ビュッデヒュッケ城 クリス部屋

レオ  「…まったく、なんだったんだ?あの争いは…???」
サロメ 「さっぱりです。
     しかし、クリス様がご無事でよかった。あのルビークの汚らわしい虫に
     激突されたのは災難でしたが、おかげであの戦火から遠くに
     ふっとばされたのですからね…」
ルイス 「あ、クリス様がお気づきになられました!」
パーシバ「なに!ク、クリス様!わ、私が分かりますか?」
レオ  「ええい、毎度毎度出しぬこうとするな!
     クリス様!悪漢ボルスから貴方を守ったレオです!」
クリス 「…」
ルイス 「え?なんて?クリス様?」
虫クリス「ぎちぎち」

そのころ裏庭では、発狂したかのように暴れまくるルビと、それを懸命に押さえようと
するフランツの姿があった。

おわり。

『裏壁新聞』 著者:4_514様?

裏壁新聞
ついに流出!幻のクリス3セット!!!

存在しないのではないか?と疑われ、入手不可能とされていたあの幻のクリス
3セット[ぶら・ぱんつ・なぷきん]のひとつ、しみぱんがこのたび発見されて
流出。ビュッデヒュッケ場内外は騒然となっている。
第一発見者は倉庫番のムト氏。ムト氏の話によると炎の英雄クリス嬢自らが地
下倉庫に現れて預け入れ5000ポッチの販売希望価格で処分をムト氏に一任
したという。
クリス嬢自らがこのぱんつが預け入れたとはいえ本人の着用物かどうかの疑問
は、犬族の倉庫番のムト氏と傭兵のガウ氏、人間のエリオット少年、戦闘犬の
コロク氏・コーイチ氏・コゴロウ氏・コサンジ氏など嗅覚自慢の鑑定士達が額
を寄せ合って審議。満場一致の嗅覚鑑定により100%クリス嬢のぱんつであると
判明した。

クリスしみぱんの防御力は+1。しかしこれまでクリス嬢が着用し処分した防
具類はオークションにかけられマニアの間で驚くべき高値で落札されてきた実
事がある。
クリス嬢使用済み防具で過去最高額で落札されたのは「牛革のヒール 防+10」
。一般販売価格5500ポッチの品がの89850ポッチでマニアなオタクに競り落と
された。
この事から、5000ポッチの価格はオークション開始価格になるものと見て良い
だろう。未洗濯のクリス3セットのひとつであるしみぱん。オリモノ付着でオ
ークションは過熱すること必至。記者には落札価格を想像することさえできな
い。

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