ネクロード×テンガアール 著者:名無し素人SS書き様

ドゥ。
「フウ、流石にその剣を持ち出されたときは正直あせりましたがね。
 使い手がこれでは、それも杞憂に終ったようですね。」
最後の一人が倒され、ティル達はネクロードの前に敗れ去った。
「ヒックスー!イヤァー!」
テンガアールは自分を助けに来たヒックスがネクロードの一撃によって宙に浮き地に伏すのをスローモーションのように見送った。
そのヒックスは先ほどから、ほとんど動いていない。
死んではいないとしても、彼がネクロードの手からテンガアールを助け出すことは不可能であろう。
「さて、散々待たされましたからね。それでは花嫁を頂く事にしますか。」
そうネクロードは言うと、ウェディングドレスを着せられたテンガアールに踏みよった。
「さぁ、美しいお嬢さん。あなたと私との挙式をあげようではないですか。」
ネクロードはそれこそ悪魔のような微笑を浮かべ、テンガアールとの距離を詰める。
テンガアールは、先ほど目の前で起こったことがまるで信じられないかのように立ち尽くしている。
無理もない。
いかに虚勢を張ろうとも、幼すぎる彼女に対してその光景はあまりにも悲惨で衝撃的過ぎた。
呆然と座り込むテンガアール。
「…テンガ…」
彼女を現実に引き戻したのは、先ほどから倒れこんだままのヒックスのうめき声だった。
「ヒックス。ヒックスー!」
思わず駆け寄るテンガアール。

ガシィ。

しかし、それはすんでのところで止められる結果となった。

ネクロードは素早くテンガアールの傍に近づくと、その肩をつかみ引き止めた。
その力は強く、たったそれだけのことでテンガアールは一歩として歩を進めることは叶わなかった。
「は、離せぇ!ヒックスを、ヒックスを助けなくちゃ。」
半ば動転したようにわめくテンガアール。
その騒ぎをよそにネクロードは言葉を発した。
「私は、彼らがここまでやってくるまで待ったのです。
 そして、彼らは私を倒すというチャンスを与えられながらそれをつかむ事が出来ませんでした。
 これ以上はもう待つことは叶いませんね。」
そうして、彼女の腰に手を回しそのまま抱き上げた。
「イヤだ、イヤダ、イヤダ!おろせよ、ボクはヒックスのお嫁さんになるんだ!」
じたばたと暴れ、ネクロードの胸を殴るテンガアール。
彼女の細腕ではネクロードに全くといっていいほどダメージはないに違いない。
しかし、ここまで頑なに拒まれるとネクロードとしても頭にくるものがある。
「この期に及んで、そんなことを…
 そこまで言うのなら、この男は殺してしまいましょう。
 そうすれば、アナタが私を拒む理由が減りそうですし。」
顔は先ほどと同じように笑ってはいるものの、その目は残虐にエモノを見つめるそれであり
テンガアールは彼の言葉が、全くの嘘偽りのないものであることは容易に見て取れた。
「ダメ、それはダメ!ヒックスを殺すなんてボク許さないんだから!」
目尻に涙を溜めながらも、ネクロードにむかって吼えるテンガアール。
「あれもダメ、これもダメ。これほどまでに譲歩しようと、せっかく私が提案したことをことごとく拒むのですね。
 全くしかたありませんね…」
そうして、また暫らくネクロードは考え込む。
その間、テンガアールは彼にガッチリと抱かれたまま身動き取れなかったわけだが。

「そうです。いいことを思いつきましたよ。
 美しいお嬢さん。これから私がだす試練に対してそれに応えることが出来ましたら今回だけは見逃しましょう。
 しかし、あなたがその試練を乗り越えられなかった場合は分かってますね?」
ネクロードのような者が出す試練である。
まともな人間がそれに応える事はまず不可能なのではないか。
そんな事が脳裏によぎったが、今のテンガアールにそれを選ばないことは出来なかった。
「わ、分かったよ。そのかわり、ボクが出来たら皆を解放するんだぞ。」
「皆?私はあのヒックスとか言う少年だけを助けるための提案をしたのですが…まぁいいでしょう。
 それでは、いいですか?」
はやるテンガアールの気持ちを見透かすように、その試練をもったいぶるネクロード。
「早くしてよ!ボクはその試練とかいうのをさっさと片付けて、ヒックスと帰るんだから!」
「そうですか…わかりました。
 それでは、あなたは彼らの替わりに私を満足させてください。
 いえ、戦えとは言いません。私もあなたを傷つけるのは忍びないですから。
 私の性欲の部分を満たしていただければ、それでいいのですよ。」
ニィっと顔をゆがめるネクロード。
その言葉をきいてテンガアールは信じられないといった表情をしている。
「そ、そんなことできるわけないじゃないか!」
「ほう、それでは仕方ありませんね。
 彼らの息の根を完全に止めるだけです。
 どちらにしろ、その後であなたも頂く事になりますがね。」
そう言ってテンガアールを下ろすと、ヒックス達の方を振り向く。
今の彼らでは、ネクロードの放つ衝撃に耐える事などまず不可能なのは誰から見ても明らかである。

「…わかった。」
「ん…誰か何か言いましたかね?」
「分かったよ。ボクがお前の性欲を満足させればいいんだろ。や、やるからどうかヒックス達は…」
肩を震わせて泣き崩れるテンガアール。
初めから覚悟はしていたことではあるが、現実を突きつけられるとやはり受け入れがたいものである。
「初めからそうしていれば、私も面倒な事をせずに済むんですよ。
 それではやってもらいましょうかねぇ。」
パチッ
そういって、おもむろに指をならすネクロード。
すると、彼がまとっていた服は無数の黒い物体と貸した。
それはコウモリとなり、10数匹のコウモリはヒックス達の方へと向かった。
「まぁ、ちょっとした保険というものです。
 あの状態の彼らが私の分身とも言えるあのコウモリ達に噛まれたら、
 彼らは私の忠実な僕となるのです。
 もし、あなたが少しでも不穏な行動を見せたときは、躊躇なく噛ませますのでそのつもりで。」
本来テンガアールがどのような反撃を試みたとしても、ネクロードの身体に傷をつけることはほぼ不可能であろう。
それでもやはり、こうしたスタンスを取られるのとそうではないのとでは、心理的に大きく違うものである。
ネクロードはテンガアールの方へと向き直った。
先ほど衣服となっていたコウモリ達が飛び立ったため、既に全裸であった。
彼が向き直ると、テンガアールの目の前に彼のペニスが現れた。
「イ、イヤ…」
「まずはしゃぶってもらいましょうかね?」
「ボ、ボク…そんな、しゃぶるなんて…初めてなのに…」
ガクガクと震えだすテンガアール。

人から聞いたり、自分で想像したことが全くなかったわけではないが、
ネクロードのそれは、テンガアールの想像の範疇を大きく越える物であった。
「おやおや、これだけで怯えていては…
 まったくもって仕方ありませんねぇ。
 それでは、すこし手本というモノを見せてもらうことにしましょうか。」
やれやれといったポーズを大袈裟にしてみせるネクロード。
「ぐっ!」
先ほどコウモリ達が飛んでいった向きから一つのうめきが聞こえた。
「いやいや、丁度よかったですよ。彼らの中に女性もいて。」
するとどうしたことか、先ほどまでほとんど動きのなかった彼らの中に一つの影が立ち上がった。
立ち上がった影はクレオだった。
しかし、その表情はどこか人形じみていた。
「それでは、あなたに少し私の相手をしてもらいましょう。」
そう言うと、ネクロードは目を見開き、それにあわせてクレオの身体が2、3度痺れるように揺れた。
そしてやはり人形のように正確にネクロードの方へと歩き始めるクレオ。
「まぁ、こんなことは本当に弱っている人間にしか効かないものですがね。
 使い勝手がいいのでね。
 それでは、クレオとか言いましたか。まずは私のモノをしゃぶってください。」
ネクロードの命令に対しても、なんの反応も示さずに従うクレオ。
そして、おもむろに彼の股間に顔を近づけペニスを咥えるのだった。

クチュ。ジュプ。クチュ。ジュプ…

「そ、そんな…」
テンガアールは先ほどネクロードと対峙していた凛とした女性が、そして彼女が敵対していた相手のものを頬張るのが信じられなかった。

「そうそう、彼女は私に操られているとはいえ、意識はそのまま残っておりますよ。生きてますから。
 もちろんこのことも記憶として残りますし、この状態でも学習します。
 ただ、表情がなくなってしまうので私自身あまり使いたくないのですよ。
 人が絶望し、恐怖するときの表情が私は本当に好きなのですがね。」
ネクロードの言葉が真実であるのなら、たとえ操られているとしてもクレオの精神は確実にこの屈辱を受けているわけである。
「ほほう、なかなか経験がおありの様ですな。
 私のモノをしっかりと刺激してきますよ。
 いい手本となりましたね。しっかり見ておいてくださいよ。」
そんなことを言いつつ、ネクロードはクレオの頭に手を添えると自らも腰を振りはじめた。

ジュップ、ジュップ、ジュップ、ジュップ…

先ほどよりも一段と速いスピードでクレオの頭とネクロードの腰が動く。
それは限界に近づいていた。
「おぅ!」
一瞬ネクロードがうめき、動きを止めた。
そして、ゆっくりと腰を引いた。
クレオの口から、ネクロードのペニスが現れ、未だ硬度を失わないそれはなお精液を噴出し、クレオの顔を汚していった。
「最後は少し急いでしまいましたが、こんなところです。
 要領は大体わかりましたね?それではお願いしますよ。テンガアール。」
まだぬめりの取れないペニスをテンガアールの眼前に突き出すネクロード。
そのなんともいえない臭いに思わず顔を背けようとするが、ネクロードに頭を捕まれてしまった。

女としての本能だろうか、それだけで呼吸は激しく不規則な物となり額にうっすらと汗を滲ませた。
「ふふふ、そんなに怖がらなくても大丈夫ですよ。それでは早くやってもらいましょうか。」
ネクロードに促され、漸く覚悟を決めるテンガアール。
自分がやらなければ。という使命感よりは、やらなければ何をされるか分からないという恐怖の方が強く顔に出ていた。
そして、その表情はことさらにネクロードを興奮させるのだった。
おずおずと手を差し伸べるテンガアール。
その細く綺麗な指先がネクロードのペニスに触れると、テンガアールはその熱さに驚いた。
「!」
思わず手を引こうとし、それでも諦め顔を近づける。
口を開き、舌を延ばし、そしてとうとうネクロードのペニスの先をペロリと舐めた。
味なんて何も分からなかった。果てしない恥ずかしさに襲われる。
それでも、何度も舌を延ばしては亀頭部分を舐めるのであった。
次第に舌は乾き、そのためテンガアールは口を閉じて舌に唾液を含めなければならなかった。
そして、そのたびに口の中には先ほど出したネクロードの精液の味が口の中に広がるのであった。
「その程度では、私を満足させるなど到底ムリですね。
 先ほどの女性のようにもっと大胆に頭からしゃぶっていただきたいですね。」
テンガアールのそのような表情を見ながらも、あたり前のように言い放つネクロード。
「…くぅ……」
涙を流しながらも亀頭に口づけし、そのまま含んでいくテンガアール
「…んん…うん…、ふあ…、んぶぅ…」
意に添わないことではあるが、やらなければ自分の想い人も自分自身でさえも危うい状況では何も言えず、
命じられるままに、ペニスの裏スジを舐めまわし、その後ろの袋を口に含まされ、また喉の奥までそれを咥えることとなった。

「実に不本意そうですねぇ?別にいいのですよ。歯を立てようと。
 そこは、男性の急所ですからねぇ。本気になって歯を立てたら、私とて無事にすまないでしょう。
 ただし、そのときは彼らもあなたも同じ破滅の道を歩んで頂きますがね。」
よほど噛み切ってやろうかとも脳裏をよぎったが、さすがに無駄だと感じ、黙々とネクロードの指示に従った。
それをよしとしたのか、頭上からは次々と命令を出され、徐々にフェラチオを教え込まれた。

ジュプ、ジュプ、ジュプ、ジュプ…

唾液をすする音とともに、大胆に長い赤毛を振り乱して奉仕するテンガアール。
「いいですね。初めてとは思えませんねぇ。才能があるのでしょう。娼婦のね。」
賞賛の言葉も彼女にとっては更なる屈辱でしかなく、咥えながらもネクロードを睨みつけるのであった。
それは、普段からヒックスと行動をともにしてきたために染み付いた習慣でもあった。
大概の場合それだけでヒックスは萎縮してしまっていたのだが、さすがに相手がネクロードでは全く通用しなかった。
かえってそんな気の強い娘に奉仕させているということで、満足感を与えるに過ぎないのであった。
しかし、テンガアールはそんなことを知る由もなかった。
彼女は彼女で必死で奉仕を続けるのであった。
それがまた悲劇を生んだのだが。
女の口の中とは、個人差はあれど一種の性感帯である。
そこを何度も刺激されるのである。
意識はせずとも、自然と身体の方は反応を返し、テンガアールの身体の芯を熱くしていった。
「そろそろ、こちらの好きなようにさせてもらいますか。
 さすがにこのままでは、危ないのでね。」
そういうやいなや、ネクロードはテンガアールの頭を捕まえ、激しく動かし始めた。

「ぐぅ!あぐ!げぇ!」
喉奥を容赦なく突き立てられ、おもわず吐き気をもよおすが、ネクロードは容赦せずに腰まで振り出す。

ジュップジュップジュップジュップジュップジュップ!

「そろそろ、いきますよ。」
一瞬ネクロードのペニスが膨らんだようにテンガアールが感じると、喉を熱い液体が打ち付けた。
「ん〜!」
思わず息苦しさからか、ネクロードのペニスに歯を立てる。
しかし、まるで木でも噛んでいるかのように歯は止められてしまったのだった。

ドプッドプッドプ。

そうしている間に、次々と噴出される液体にとうとうそれを飲み込まざる終えなくなってしまった。

ゴクン…ゴクン…

ヌチャァ…

「ゲェッホ!グェ!カハッ!カハッ!」
ネクロードがテンガアールの口からペニスを抜くと、彼女は精液を喉に詰まらせたのか、咳き込み、嘔吐するような変な声を上げた。
どうやら、気管の方にも入り込んだらしく鼻からも時折精液を流している。
「しかし、もう少しだったのですが…残念ですねぇ…」
そう言って咳き込むテンガアールに耳打ちするように顔を近づける。

「あれほど、噛んだらどうなるか。と言い含めましたのに。
 これでは満足させて頂いても、彼らを解放するわけにはいきませんねぇ。」
その言葉に、おもわず振り返るテンガアール。
その顔色は真っ青である。
「そ、そんな!ダメだよ。そんなのイヤだよ!」
「聞き分けのない方ですねぇ。まぁ私も心が広いですからラストチャンスを与えましょう。クレオ!」
そういって、またネクロードはクレオに目をやり操り始めた。
クレオは自らの水の紋章の力を発動させた。
「ん…」
それにより、ヒックスは瀕死の状態から脱した。
「テ、テンガアール!あ、なんだよ、は、離せ!」
しかし、彼の身体は彼にまとわりついた数匹のコウモリの力によって呆気なく止められてしまった。
「ふふふ、起きましたか。
 テンガアール。あなたがあまりにも彼のことを想うので、次の試練は彼と受けてもらうことにしますよ。
 簡単なことです。今から私があなたを。クレオが彼を愛撫します。
 そしてあなたが果てる前に、彼が果てればそれでいいとしましょう。
 これが最後ですから、頑張って耐えてください。なに、クレオの技はなかなかですから、それほど時間はかかりませんよ。」
そう言って笑うネクロードであったが、テンガアールにとっても先ほどから身体は火照ったままである。
テンガアールがどれだけ耐えられるかというのも時間の問題であった。

ビリィ!

「きゃぁー!」

「テンガアール!」
ネクロードが一瞬構えた次には、テンガアールの花嫁衣裳は剥ぎ取られ、下着姿を晒す事となった。
その姿を見ただけで、ヒックスの顔は朱に染まった。
「さて、それでは始めましょうか…」
「ひゃぁ!」
ネクロードの舌がテンガアールの首筋をはった。

ピチャ、ピチャ…
「くぅ、やめてください、クレオさん…」
一方その様子を見ながらも、ヒックスは表情を無くしたクレオに責められつづけていた。
上着ははだけられ、乳首を責められ既にヒックスのペニスは鎌首を持ち上げていた。
ヒックスの身体は、先ほどから床に大の字で寝かされたままであり、身動き一つとれなかった。
それでも、彼の身体はクレオから与えられる刺激をそのまま快感として受け取っていた。

カチャカチャ…

「な、なにをしてるんですか。クレオさん!」
少年は、自分があこがれた女性が自分のズボンをずらそうとしているの見て、ひどく困惑した。
「や、やめてください。こんなこと、ダメですよ。」
必死にクレオに向かって言葉を投げかけるが、今の彼女はその言葉に何の反応も示さなかった。

サワ…

「ぐぅ!」
ただクレオの指がヒックスの既に屹立したペニスに触れただけで、彼の頭の中は痺れるような感覚に襲われた。

「ヒィックスゥ…アッ、ウン…ひゃう!」
テンガアールはテンガアールでネクロードからの愛撫に陥落寸前であった。
既に彼女が見にまとっているのは、愛液で本来の機能を失っているに等しいショーツと白いガーターだけであった。
「おやおや、もう既にここはこんなに愛液を垂れ流して。
 どうしたんです?私が憎いのではないのですか。それとも、それ以上に淫らなだけでしょうか?」
「言わないでぇ…ひゃうぅ…ア、アアァ」
ネクロードはその舌でテンガアールのうなじや耳を責め、片方の手は彼女の秘唇をショーツ越しに責め、
そして残りの手は小ぶりだが形のいい乳房とその上には可愛らしく存在した乳首を責めていた。
「きゃうぅ…」
ネクロードがその乳首を摘むと、そこは既に硬く隆起しており、彼女の身体がいかに感じてしまっているかを表していた。
「ここもこんなに尖らして、恥ずかしくはないのでしょうか。私にとってはいくら淫らでも構いませんがね。」
「い、言うなぁ。アアァ、ヒィッ!」
既に反対側の手は、ショーツの内側へと滑り込み直に彼女の秘唇をなぞり、クリトリスを刺激していた。
「おやおや、それにしてはこの濡れ具合はどうでしょう?
 ほら、こんなに糸を引いてしまいますよ。」
そういって、ネクロードは濡れた掌をテンガアールの目の前で開いた。
開かれた指と指の間には確かに彼女の流した愛液が絡みつき、テラテラとひかり、
ぬめりをもったそれは指から糸をひき床へと染みを作った。
それを見つめるテンガアールの瞳は既に虚ろで、しかしどこか艶やかであった。

「テンガ!うぁ、ネクロード、ゆ、許さないぞ、ぐぁ…」
ヒックスがその行為を目の当たりにして、叫ぶ。
「おやおや、そのような格好で言われても全く説得力ありませんがね。
 ほら、テンガアールあなたの想い人もあんなに見ていますよ。どうですか?
 まぁ、あちらもかなり乱れているようですがね。」
「ヒックスゥ…見ないでぇ…厭だよぉ…」
あのヒックスに見られていると思うだけで、テンガアールの身体は更に羞恥に身を焦がす結果となった。
ヒックスはヒックスで、クレアに覆い被されてしまい、テンガアールの姿が見えない。
上半身ははだけて、下半身丸出しで酷く滑稽なままでは確かにさきほどのセリフも説得力はないが。
「さて、そろそろ仕上げとしますか。」

ピチャ、ピチャ、チャプチャプチャプ…

「きゃふぅぅぅ!ダメェ、そ、そんなの、ってぇ!ハァァン!」

ジュプゥジュプゥジュプゥ…

「うあ!だめ、クレオさん、そんな、ぐぅ、ああ、〜〜!」

テンガアールは秘唇への愛撫から、最後は乳首とクリトリスを摘まれ。
ヒックスは、クレオのフェラチオと、最後にアナルへ指を突き立てられ。

プ、プシュ、プシャァァ…
ドュプ、ビュル、ビュルル…

「おやおや、二人ともいってしまいましたか。
 まぁ、約束はテンガアールが果てる前に。でしたから、どうでもいいですが。」
ネクロードのその言葉はヒックスにも、テンガアールにも届いていなかったが。
「さて、それでは一緒に試練にのぞんでくれた彼とクレオにも少し楽しんでいただきましょうかね。」

びり、びり、びり…

ネクロードまた身体からコウモリを数匹飛ばすと、クレオを取り囲み、すっかり彼女の衣服をボロボロにしてしまった。
「ん…」
「おお、気づきましたか、テンガアール。これから丁度いいところです。
 ちなみに、あなたは私の試練を乗り越えられませんでしたので、私のものですよ。
 あちらを御覧なさい。」
そう言われて、重い頭を言われた方に向ける。
「く、このゲス野郎!私をどうするつもりだ!」
クレオは先ほどまでの人形のような表情から一変して激昂している。
しかし、彼女もまた服の機能をなくした布キレを身につけ、ネクロードの分身であるコウモリに運ばれていた。
どうやら、術自体は解かれたらしいが、意識だけの覚醒で身体は傷ついたままのようである。
それゆえ先ほどの行為もクレオの頭の中にこびりついているものの、彼女もまたネクロードには向かう事ができなかった。
「どうするつもりかと?いや、ただ楽しんでいただこうと思っているだけですよ。」
ニヤリと笑うネクロード。
そうして、ヒックスの元に運ばれるクレオ。
そこに横たわるヒックスも、漸く気づいたようだが、どうしようもない。

それどころか、目の前に今度はほぼ全裸のクレオがいるのだから、彼のペニスはまた反応してしまっていた。
「や、やめろ、ネクロード!」
既に、それが無駄だと判りつつも、クレオはネクロードにむかって叫びつづける。
しかし、彼女の身体はすでにコウモリによってヒックスの身体の上で開脚させられていた。
「それでは、どうぞお楽しみを。」
ネクロードが軽く会釈するとクレオの身体が下ろされた。
「ぐ、ぐぎゃあ!」
蛙の踏まれたような声をだすクレオ。
ヒックスの方は準備が整っており、先ほどの射精によりペニスが濡れていたとはいえ、
全く濡れていない秘唇を貫かれてはたまったものではない。
「ぐ、あ…まってくれ…ぎゃ、あぐ、がぁ!」
「ク、レオさん、アヒィ、ひゃあ、うぁ!」
コウモリ達によって、無理矢理ピストン運動を繰り返されるクレオとヒックス。
その結合部分からは、おそらくムリな性交をしているために裂けたのだろう。血が滴っていた。
「あ、ああ、ヒックス…そんな…」
その光景を呆然と見詰めるテンガアール。
「さ、これで諦めがつきましたね。いえ、これ以上の我侭はもう許しませんが。」
テンガアールの足をつかみそのまま逆さ釣りにする。
「な、なにするんだよぉ…やめてよぉ…」
「先ほどは充分に濡らしましたが、まだ直接味を見ていないと思いましてね。
 ん〜、いい香りです。」
クンクンとテンガアールの秘唇の臭いを嗅ぐネクロード。
そんなことをされるとは、まったく思いもよらずテンガアールは恥ずかしがる事しか出来ない。

ジュルルル…

「んん〜実に美味しいですよ。今まで味わった中でもまた格別ですね。」
わざとテンガアールに聞こえるように音を立てて、彼女の愛液をすすり言葉をぶつけるネクロード。
いかに彼女が精神的に強いとしても、それに耐えられるわけがなかった。
いまや、彼女の精神は崩壊寸前とも言えた。
「さて、それではメインディッシュです。待ちわびましたから、じっくり頂きましょう。」
テンガアールの身体を下ろすと、ネクロードは彼女の足をM字に開脚させたまま、
自身の長大なペニスを彼女の秘唇に突きつけ、ゆっくりと押し入れようとした。
「恐ろしいですか?何怖がる事はありませんよ。そのうち私のものでしか満足できないようになりますよ。
 まぁ、それまでもてばの話ですがね。」
「そんなわけないじゃないか。ボクはヒックスと一緒になるんだから!」
「ふぅ、本当に聞き分けのない方ですね。それはもうムリですよ。諦めなさい。そして私に身をゆだねなさい。」
ネクロードはそういうと、腰を前に出していった。
「うぐっ!が!あああっ!」
テンガアールの閉じていた秘唇がどんどん広がる。

ぐっちぃ!

音を立てて、ようやくカリが埋まった。
「くぅ!うあああああ!っはっはっはぁ…」
それだけでも充分に苦しいのだが、更にネクロードは腰を進める。
「はぁぁぁぁー?!あ!ぎゃう!あ!あぅ!」
その長大なものが少しづつ秘唇へと入り込んでいく。いや、めり込んでいくと言った方が正しいかもしれないが。

「ほほほう、やはりなかなかいい具合ですねぇ。すこし柔らかさが足りない様にも感じますが。
 まぁそれは、後々になればなんとかなるでしょう。」
テンガアールの膣内を冷静に感想を述べるネクロード。
「ああぁっ!あああぁっ!ぎぃぃぃぃぃぃ!だ、誰が、あぎぃ!お前なんかにっ!」
本当は激痛で気を失ってしまった方がどんなに楽であっただろうか。と感じながらも、
テンガアールはそれでも、屈服する事をよししなかった。
「言ってくれますね。でも、まだまだですよ。もう少し足を開きますか。」
ネクロードはおもむろにテンガアールの太ももをつかみ、力をこめて引っ張った。

ビキ!

「あぎゃあぁぁぁぁぁ!」
足がそのまま千切れたかのような感覚。
赤い長髪を振り乱し、涎を垂れ流してテンガアールは背中をのけぞらせる。
両足は付け根の位置が少し広がり、そのまま更に大きく割り広げられた。
先ほどより股間が大きく広がり、ネクロードのペニスの進入もスムーズになった。
「あ、あぁ…」
目を見開き、焦点が合わなくなっているテンガアールの膣内を更に進み、ついに再奥までたどり着き、
ネクロードのペニスが、彼女の子宮を叩いた。
「ぐあ…ひぐっ、うあぁ……」
「ようやくたどり着いたようですね。まぁ、少々手荒な真似をしてしまいましたが、ご勘弁ください。」
「うぅ…くぅ…ヤメ…うぅ…」
壮絶な処女喪失を経験して、テンガアールはまだ激痛で意識が遠のいていた。
「このままというのも詰まりませんから、少し回復させて上げましょう。」
そう言うと、ネクロードは部屋の隅からなにやら薬をコウモリに取って来させ、テンガアールに飲ませた。

「うう、な、なんで…くあぁ…」
無理矢理意識を覚醒させられ、悲観にくれるテンガアール。
「あなたは私のものですからね。これくらいはあたり前のことですよ。」
涼しげな顔で言い放つネクロード。
彼は、テンガアールとの結合部分を見やって、とても満足そうであった。
そして
「おや、こんな所に可愛らしいものが。」
等とわざとらしく言って、ネクロードはテンガアールのクリトリスを確認すると、指でピンと弾いた。
「ふあぁぁ!きゃうううう!」
とたんに、嬌声とも悲鳴とも取れる声を上げるテンガアール。
「いい声ですね。もっと聞かせてください。」
と言って、更に2度、3度と弾く。
「きゃうっ!んぎゃっ!はひぃ!はぁぁっ!」
そのたびに、引きつった悲鳴をあげるテンガアール。
その責めが何度となく続き、ついにテンガアールの声もかれ、かすれた悲鳴しかでなくなるまで続けられた。
「もう、かれてしまいましたか?なんとも早いですね。」
「ひぃーっ、ひぃーっ…あふぅ……はぅ……」
息も絶え絶えといった感じのテンガアール。
「いい声でしたよ。テンガアール。期待通りですよ。」
とテンガアールに向かってささやいた。
「くぅ、それは、はぁ…どうも…」
それでも、なおテンガアールはネクロードに向かっていった。
「まだまだ、元気そうで何よりだ。それでは、さらに私を満足させていただけそうですね。」

何とも楽しそうに声を上げるネクロード。そしてテンガアールに突き刺さったペニスを激しく動かし始めた。
「うぎゃぁ!ぎゃう!はぁぁぁ!」
まるで、ドスドスとでも音がしそうなほど攻め立てるネクロード。
テンガアールはまるでその下で糸の切れた人形のように揺らされるのであった。

ヒックスとクレオの性交はもうすぐ終わりを迎えようとしていた。
既に、ヒックスは何度となくクレオの膣内に放っていた。
そのたびにクレオは身を震わせ涙を流したが、ついぞ果てるまでには至らなかった。
ヒックスのペニスは度重なる射精にもかかわらず、その屹立を止めなかった。

ぐっちゅぐっちゅぐっちゅぐっちゅ…

「ああぁん、いい、いいのぉ、もっと、もっとぉ!」
「はあぁ!あぐ、くぅ、僕、また、またぁ!」
「ああ、もう、ああ、私も、ハァン、イク…」
「ああぁ、ああぁ、あぁあぁぁぁぁぁ!」

どびゅるるる…

「ああ、熱いぃぃぃ、イイ、ハァァァァァァ!」

ヒックスの精を膣内で受け止めたクレオは気を失い、それを確認するように、コウモリたちの拘束もなくなった。
クレオはヒックスのペニスを飲み込んだまま、彼の胸の上で深い混沌へと落ちていった。

「きゃう、はう、んく、ううぅぅん」
その頃にはテンガアールの秘唇もネクロードの長大なペニスを問題なく飲み込むようになっていた。
テンガアールの口からも、最初の頃とは違った嬌声が上がるようになり、
彼女は、自分の発するその声を聞きながら、自分が失ってしまった物の大きさと、自分がもう戻れないことを確信して涙するのであった。
「ははは、ますますいいですよ。テンガアール。さぁ、思う存分イキなさい。」

ズッチュズッチュズッチュズッチュ……

「だめだめだめ、もう、ああ、そんな、ああ、なんか変だよ、ボクの身体ぁ、ああぁん、
 はああぁぁぁぁぁぁっ!」

ビクビクッ!!

「ふぅ!これは、ぬぅ!」

ビュク!ビュク!ビュルルルル…

「イヤァァァ!中でなんてぇ!ダメェ!」
しかし、テンガアールの叫びもむなしく、ネクロードの精液は彼女の膣内を満たしていくのであった。

この後、ネクロード城からティル達が戻る事はなかった。
数ヵ月後、ある少女は身ごもり、更に数ヶ月後、新しきネクロードが誕生するのであるが、その絶望のシナリオをまだ誰も知らなかった。

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