ユミィ×ロディ 著者:ホトトギス様

「な、何だあの二人は…どうやってこの村へ入ったのだ?」
「時折結界が薄まって紛れ込んでくる方はいらっしゃるでしょうが…
 今日は例の破壊者の件もあり、かなり強くしておいた筈ですよね。」
グラスランドは風と草原の大陸である。その中で樹海と呼ぶに相応しい森があった。
その森の中には真の紋章の封印を代々守ってきた一族が隠れ住んでいた。
アルマ・キナン―――シックス・クランの一つであり巫女の力を持つ女性だけの村である。

「今日はここで宿を取る事にするわ。ロディ、悪いけど宿帳に記入してきて。」
「分かりました!おししょーさま!」
その村に明らかに場違いな二人が現れた。エステラとロディ…。
自称・大魔法使いとその弟子である。
彼らにとっては村の結界も対した意味合いが無かったのかもしれない。
それは破壊者ですら防ぐ程の強力な結界ではあったのだが。

「困ったな…。あの派手な女性はともかく一緒にいたあの少年…。
 男はこの村にはおいてはおけんのだが…。」
「そうかしら…可愛らしくていいと思うけどな?服装も私達と似ている感じだし。」
リーダー格のユイリとユミィは村の女達から報告を受け、その侵入者を監視していた。
無論結界を破って入ってきた二人に直接行動を起こすのは抑えているが…。
「冗談を言っている時ではない。下手に村の秘密を知られればどうなるか…
 お前が一番よく分かっているだろう。ユンも今は精霊となってこの大陸を守っている。
 それを忘れるんじゃない。」
「ええ、ごめんなさい。悪ふざけが過ぎたわね…。」
彼女らは破壊者から紋章を守る為、その身を捧げた一人の少女を思い出した。
ユン…口寄せの子であり儀式を終え今は精霊になったと言われている。
「でも…その為には…。」
「とりあえず監視は続けよう。あの少年が一人になった時行動する。…いいな?」
「くすっ…もしかしたらあの子もこの村から出たくなくなるかもしれないわね。」
アルマ・キナンの村は門外不出の秘密が多く存在する。巫女達が儀式以外に何をしているか…
他のクランの者達は誰一人として知らないのだ。

「おししょーさま!土の中に1時間埋まってました!これでいいんですよね!」
「ええ、これで貴方の土魔法のスキルが一つ上がったはずよ。」
「これで僕の土魔法のスキルはトリプルSですね!!」
宿にいるエステラに自分の服を土まみれにしながら報告するロディ。これも修行の一つなのだろう。
宿の店主も手を出すなと指示が来ている為、しぶしぶ汚された玄関を掃除し始める。
「………本当にあいつらが結界を破って来たのか?」
ユイリは二人の余りにも非常識な行動に驚きを隠せないようだ。
「……え、ええ…。あの少年…疑問とか持たないのかしら…。」
ユミィ達は余り外の世界へ関与しない為、あれが外の常識なのかと思ってしまった。
その後彼女らは夜までエステラ達を監視し続けた。そして―――

その夜、宿屋の一室でベッドに縛られているロディの姿があった。
「ロディ、ちょっと出かけてくるわね。朝までその縄ははずしちゃ駄目よ。
 我慢出来れば必ず集中のスキルが上がるはずだから。」
「きつく縛ってあるので解く事なんか出来ませんよ!任せておいてください!!」
「じゃ、行って来るわね。………気をつけるのよ。」
エステラは手をかざし転移の魔法を詠唱する。――床が黄色く歪み彼女はその中へ消えていった。
「さすがおししょーさまです!ベッドに括りつけられたお陰で、何とか耐えられそうです。」
ランプの灯が部屋を照らし、ロディはゆっくりと眠りにつこうとしていた。
時間が流れロディが眠りにつく瞬間…誰かに身体を触れられている事に気付いた。
「え…?な、何?おししょーさまですか?」
予定より師匠が早く帰って来た…と思ったロディだが彼女は師匠では無かった。
「ふふふ……。どうしたのかな?こんな格好させられて。」
ロディが必死に顔を上げると柔らかく微笑むユミィの顔があった。

「え、えっと…む、村の方ですか?」
「ええ、私はユミィ。巫女としてこの村につかえているわ。良ければボクの名前も
 教えてくれるかしら?」
ボクと呼ばれる事に少し照れを感じながらも、縛られた状態のままロディは答えた。
「あ、僕はロディと言います!おししょーさま…エステラお師匠に魔法の修行を
 受けています!今日も土魔法のスキルが一つ上がったんですよ。今は集中スキルの為、
 ベッドに縛られているんです!」
「そ、そうなの…苦労してるのね……。」
どこか天然の入った少年の話に苦笑しながらもユミィは話を続けた。
「じゃあ、私も手伝おうかしら?集中力を鍛えているならお手伝い出来ると思うわ。」
「本当ですか!?ありがとうございます!!」
自分の提案を即答された事に驚きながらも彼女は優しく答える。
「うふっ、いいわ。とりあえず力を抜いて頂戴。」
そう言うとユミィはロディの耳へ顔を近づけた。

「ひゃあ!ううっ!…くすぐったいです!!」
ユミィはロディの頭をしっかりと抑え、彼の右の耳を舌で刺激していた。
「ちゅ…ちゅる…ぴちゅ……ちゅっちゅっ…。」
「そ…そこ駄目です…ひゃう!頭がおかしくなりそうです!!」
身体を縛られ唯一動く頭で抵抗するも、ユミィの舌は更にロディの耳を舐め続ける。
「くすっ、集中力が足りないわよ。これ位で声なんか上げていたら。
 さぁ、もっと頑張って。まだまだ始まったばかりなんだから。」
またユミィの舌が入ってくる…。耳の中への刺激は直接脳へ届き、
更に彼女の長い髪に顔を覆われ、その香りにむせ返りそうになってしまうのだ。
だがロディは声を上げないようじっと耐え続けていた。
「うぐ…あふっ……いい香りがします…ひゃう!」
「集中を切らさないでね…。全部頑張ればきっとスキルが上がるだろうから。」
ロディは全部という言葉にこれで終わりではないのかと考えた。
しかしその思考も彼女の舌によって無理矢理中断させられてしまった。
「ちゅ…にちゅ…ちゅる……にゅるにゅる…」
「うう…ひゃひ!ひぃ…うぐ……」
ユミィの舌の動きに驚きながらも、脳の内側を刺激される感覚にロディは発狂しそうになる。
「ぴちゅ…ちゅ………ふふっこれ位でいいわ。ボクもよく頑張ったわね。」
ユミィはゆっくりと舌を離しロディに労いをかける。
「はあっ、はあっ、頭がクラクラしてなんか変です…。でも、ありがとうございました!」
お礼を告げるロディだが、ユミィはかしげる様に顔を傾け彼にこう伝えた。
「あら?何を言っているのかしら。さっきのは只の前戯よ。これからが本番。」
ユミィはそう言うと縛られているロディの下半身へと近づいた。

ユミィはわざとロディに自分の姿が見えるよう、彼の足に腰を降ろした。
「じゃあ、ズボンを脱ぎましょうね…。」
「えっ、ちょっと…こ、これも修行になるんですか!?」
「ええそうよ。女性にアレを見られても集中力が途切れない修行っていうのかな?ふふっ。」
ユミィはロディのズボンと下着を外し、彼のモノを外部へさらけ出す。
「可愛い…。貴方…この村に残らない?貴方の顔とその身体なら
 きっと村のみんなも歓迎してくれるわよ。」
ユミィは性器を見ながらうっとりしている。女性だけの村で彼女達がどのような
性行為をしているのかは想像だに出来ないが、
今のロディはそれよりもこの羞恥心の方が遥かに上だった。
「は、履かせてください!こんなの…恥ずかしすぎます!」
ロディは身体を動かそうとするも、縄がきつく動く事が出来ない。
「ボクは集中力を高めたいんでしょ?これ位でスキルなんか上がりはしないわ。
 それじゃ…失礼するわね。」
ユミィは我慢出来なかったのか、ロディの性器を一気に口の中へ挿入し包み込んだ。

「ぴちゃ……じゅる…にちゅ…じゅっじゅっ……。」
「な、何ですか!これ!生暖かくて…お、おかしいですよ!!」
ユミィの口の中はまるでロディのモノを歓迎するかのごとく、
艶かしくいたわる様に優しく愛撫していた。
「じゅぴ……にゅる…ちゃぷ…じゅる……ぴちゅ…。」
「あああ……!な、何か…とろける様に…こ、腰が…砕けるぅ!」
ユミィの口淫はあくまで優しかった。初めての行為である事を予測し、
強すぎる刺激は抑えようと考えていたからだ。
「ちゅる……ふふっ…初初しくて素敵よ。このまま一回出してみよっか?」
ロディの思考は定まってはいなかった。この行為に対する期待と不安すら
彼は冷静に判断する事が出来なかったのだ。
「あ……くふぅ……こんな修行……はあっ、はあっ…。」
ユミィの言う出すという意味が分からぬまま、ロディはユミィの口淫を受け続けていた。

「ちゅる……ぴちゅ………次は私も気持ちよくして貰おうかな…。」
結局ユミィはいかせるほどの強い刺激は与えず、微弱な快感を与え続けていた。
彼女は身体を反転させ69の形になり、ロディの顔の上に自らの秘所が見えるように動いた。
彼女はスカート履いている為、ロディの視界には下着が丸見えになっている。
「はあっ、はあっ、こ、今度は何ですか…ふぐっ!」
「ふふっ…、ちょっと恥かしいけど…目を開けてちゃんと見ててね。」
ユミィはロディの視線を感じながらゆっくりと下着を脱いでいく。
目の前で行われるその行為にロディは興奮を抑えきれなくなってしまった。
「下着が…脱げて…ユミィさんのが……目の前に見えます…。」
初めて見る女性のアソコにロディはつい解説してしまった。だが、
「そんな悪い事言う口は…こうしてあげる…。」
ユミィはゆっくりと腰を下ろしロディの顔へ埋めさせる…。
「うう!?…うぐっ!!」
ロディは何が起きたのか理解出来ず、嫌々しながら顔を左右へ動かした。
「あうん!も、もう…見た目より結構激しいのね…。だったら…。」
ユミィはゆっくり腰を上げる…ロディは自分の顔に何が埋まっていたのかを認識させられ赤面する。
しかしユミィは腰を上げながらさっきの優しい愛撫とは違い、
激しくロディのモノを吸い上げしごき始めた。
「じゅぶ!にゅるにゅる……じゅぼ!…ちゅう…。」
「あふう!!や、やめて下さい!ぐうう…ううっ!!」
ユミィは頬をすぼめ上下する事により、まるで挿入しているかのように口淫を続ける。
余りに激しい刺激にロディも声を抑える事が出来なくなってしまっていた。

「じゅぽ……、…駄目ね、集中出来ていないわ。これで修行になるとでも思ってるの?」
「で、でも…体がおかしいんです!…嫌らしい事ばかり頭をよぎって!どうしたらいいんですか!」
「………………!」
―――その時ロディの余りにも一途な態度にユミィ自身の中で何かが弾けた。
「もう…駄目ね。抑えきれないわ。教えてあげる…これで頭もスッキリするはずよ。」
ユミィは身体をずらし、ロディの股間の上に支えるように立ち自分の秘所を広げると
上着も脱がずそのまま一気に身体を降ろした。
…じゅるじゅるじゅ…じゅぶ……
「はあ!…あう……やっぱりいいわね。こんな若い男の子なら尚更…。」
「うわあああ!?な、入っちゃってる!?ユミィさんに入ってる!!」
ロディは性行為の仕方すら知らないのだろうか…そう思いながらもユミィは
身体をくねらせさらに性感を高めるよう悩ましく腰を動かす。
「う、動かないで!こ、擦れて……ああっ!!」
「あん…はふ…うん……ああっ……ふうっ…。」
それは彼女の性格を表すかのように本当に優しい性交だった。
ロディの一挙一動に常に気を配りながら、ユミィはゆっくりと身体をうねる。
まるでこの時を一分でも長く感じていたいかのように彼女は動いているのだ。

「ふうっ……ふぅ………ロディ…痛くない?」
「痛くなんか…くぅ、…無いです。ユミィさんの方こそ…。」
ロディは時が止まっているような感覚に襲われていた。
暖かなまどろみが身体を覆い、このまま溶けてしまいそうになる…。
「はふ…。力が…抜けていくみたい…です…。」
そんな中ユミィは身体を前に倒し彼の視線を捕らえた…。虚ろな目で彼に問いかける。
「ねぇ…本当にこの村に残らない?私達と同じ服を着ればきっと男とは思われないだろうし、
 一生大切にしてあげる…。何があっても私が守ってあげるから…。」
それはユミィの告白であり誘惑でもあった。快感に絶え続けるロディは
意識を何とかはっきりさせ、彼女の問いに答えた。
「だ、駄目…です。僕はお師匠…様についていくんです…。
 ふうっ…、だ、だから…一緒には……いられませ…んんっ!」
快感に顔を歪めながらもロディははっきりと意思表示をする。
「……そっか。それじゃ…仕方無いわね……。」
ユミィは悲しそうに目を細めながら腰を上げ、ロディの性器を膣から抜いた…。
「はあっ、はあっ、ユミィさん?」
ユミィは上着からハンカチを取り出しロディのモノを包むと強く擦り始めた。
「うああ!?ああああ!!!」

いきなり強い刺激を受け、ロディは白い物をあっさりと吐き出してしまった。
ユミィは息が整わないロディを尻目に彼の服を元通りにしていく。
そして何も無かったかのようにベッドから降りるとドアへ向かって帰ろうとした。
「ユミィさん、どうしたんですか?僕何か悪い事を言いましたか!?」
一連の行動を黙って行うユミィが心配になり、ロディは堪らず声をかけた。
「………ごめんね。ちょっとした悪戯だったの。気にしないでいいからね。」
ユミィはそのまま部屋を出て行ってしまった。何か悪い事をしてしまったのか…。
ロディは結局朝まで眠る事は出来なかった―――。

「ビュッデヒュッケ城?ええ、分かるわ。」
翌日エステラは炎の運び手に参加する事を決めた。それは彼女らが村から
出て行く事を意味しており、ロディも勿論それに従う。
「みなさん!!お世話になりました!!」
ロディはいつも通りに挨拶を交わし、転移の魔法に加わる為彼女に近づく。
「……いいのね?ロディ。」
「はい!僕の目標はおししょーさまみたいな立派な大魔法使いになる事です!!」
ロディの言葉に軽く微笑み、彼女は詠唱を始めた。
そして、それを見届けるユイリとユミィの姿が。
「ユイリ…いずれ私達も炎の運び手に参加する時が来るかしら?」
「もし真なる水の紋章が破壊者の手に渡った時は…掟通り外で戦わねばならんからな。」
「そう…よね。破壊者の手に渡らなければ…。」
転移を終えロディ達は姿を消した。だがユミィはこの時邪なる考えを持っていた。

この後真なる水の紋章はユミィに化けたセラによって奪われてしまう。
何故セラがユミィに化ける事が出来たのか―――真実は誰にも分かりはしなかった。

                     ―――――END―――――

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